アンリ=ジョルジュ・クルーゾ
 HENRI=GEORGES CLOUZOT

1907年11月20日、フランス・ドゥセーブル県生まれ。海軍兵学校を目指すものの近眼のため不合格になる。次は、外交官を志し、法律を勉強したものの、家が破産し、あきらめざるを得なかった。

その後、パリ・ミディ紙の記者からレビュー劇場の座付役者となり、20歳そこそこで脚本家として認められる。ドイツに渡り、ドイツ映画のフランス語版製作にあたるが、肺結核にかかり療養生活を余儀なくされる。

1943年、「犯人は21番に住む」で監督デビュー。同年、「密告」を発表。怪文書により村全体が不穏な空気に包まれていくさまを、スリリングに描いた。しかし、ドイツ軍占領下時代に製作されたこの作品は、フランス人の愚かさをわざと描写した反フランスのプロバカンダ映画だと批判され、戦後二年間、クルーゾは活動停止に追いこまれてしまう。

1947年に「犯罪河岸」でヴェネチア映画祭の監督賞を受賞、1948年には「情婦マノン」でその名を轟かすこととなる。

1952年には「恐怖の報酬」を発表。この作品はカンヌ映画祭でグランプリを受賞し、クルーゾはサスペンス映画の巨匠としての名声を決定的なものにした。

1950年には、「恐怖の報酬」に出演した女優ヴェラ・クルーゾと結婚。しかし、ヴェラは、1960年パリのホテルの浴槽で変死する。1963年、クルーゾは再婚。

1977年1月12日死去。享年70歳。

■ 主な作品
1960年  真実
1957年  スパイ
1956年  ピカソ 天才の秘密
1954年  悪魔のような女
1952年  恐怖の報酬
1948年  情婦マノン
1947年  犯罪河岸
1943年  密告
1943年  犯人は21番に住む




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