アラン・レネ
 ALAIN RESNAIS

数々の映画賞に輝いた仏映画界の名匠。ヌーヴェル・ヴァーグの“セーヌ左岸派”

1922年6月3日、フランスのヴァンヌ生まれ。12歳の誕生日に、父親からカメラを与えられ、その後、8ミリで映画を撮り始める。1940年にパリに出て、ルネ・シモンのもとで演技を学んだあと、IDHEC(高等映画学院)に入学する。

1年間の軍隊生活を経て、第二次大戦後、「ヴァン・ゴッホ」(1948年)、「ゲルニカ」(1950年)など、美術をテーマにした短編作品を撮った。1955年には、アウシュヴィッツ収容所をテーマにしたドキュメンタリー「夜と霧」で、ジャン・ヴィゴ賞を受賞。アラン・レネは、アニエス・ヴァルダらと共に、“ヌーヴェル・ヴァーグ”の“セーヌ左岸派”として、注目されるようになる。

1959年、「二十四時間の情事」で長編作品デビュー。戦争のトラウマを抱えるフランス人女優と日本人建築家の情事を通して、戦時における個の尊厳と儚さを描いた。カンヌ映画祭で、国際映画批評家連盟賞、映画テレビ作家協会賞を受賞する。

その後、デルフィーヌ・セイリグを主演に、「去年マリエンバートで」(1960年)、「ミュリエル」(1963年)を発表。「去年マリエンバートで」はヴェネチア映画祭の金獅子賞、「ミュリエル」はヴェネチア映画祭の国際評論家賞を受賞している。1965年には、イヴ・モンタンを主演に迎えて、「戦争は終った」を発表。カンヌ映画祭の国際映画批評家連盟賞、ルイ・デリュック賞などに輝く。

1973年には、実際の事件をもとにした「薔薇のスタビスキー」を発表。1980年には、「アメリカの伯父さん」で、カンヌ映画祭の審査員特別グランプリに輝いている。その後、SF作品の「Je t'aime, je t'aime」(1968年)、舞台を映画化した「メロ」(1986年)、コメディ作品の「お家に帰りたい」(1989年)など、さまざまなジャンルに挑んでいる。

1980年代より、サビーヌ・アゼマ、アンドレ・デュソリエ、ピエール・アルディティらが、アラン・レネ監督の常連俳優として知られる。1995年の「スモーキング/ノースモーキング」では、セザール賞作品賞、監督賞のほか、ピエール・アルディティが主演男優賞を受賞。1997年の「恋するシャンソン」ではセザール賞作品賞のほか、アンドレ・デュソリエ、アニエス・ジャウイ、ジャン=ピエール・バクリらに賞をもたらしている。

2003年には、傑作オペレッタを映画化した「巴里の恋愛協奏曲」を発表。2006年には、「Coeurs」で、ヴェネチア映画祭の監督賞に輝いた。80代を迎えた現在も、第一線を走り続けている。

私生活では、サビーヌ・アゼマと一緒に暮らし、パートナーの関係にある。

■ 主な作品
2003年  巴里の恋愛協奏曲
1997年  恋するシャンソン
1995年  スモーキング/ノースモーキング
1989年  お家に帰りたい
1986年  メロ
1980年  アメリカの伯父さん
1977年  プロビデンス
1973年  薔薇のスタビスキー
1967年  ベトナムから遠く離れて
1965年  戦争は終った
1963年  ミュリエル
1960年  去年マリエンバートで
1959年  二十四時間の情事
1958年  スチレンの唄
1956年  世界の全ての記憶
1955年  夜と霧
1950年  ゲルニカ
1950年  ゴーギャン
1948年  ヴァン・ゴッホ
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夜と霧
夜と霧



二十四時間の情事
二十四時間の情事



戦争は終った
戦争は終った



アメリカの伯父さん
アメリカの伯父さん



お家に帰りたい
お家に帰りたい



恋するシャンソン
恋するシャンソン



巴里の恋愛協奏曲
巴里の恋愛協奏曲



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