エリック・ロメール
 ERIC ROHMER

恋愛に揺れる男女を描き、繊細な作風でスクリーンを魅了。日本でも根強い人気を誇る

1920年4月4日、フランスのコレーズ県テュル生まれ。映画監督になる前は、文学の先生をしていた。1946年には小説「Elisabeth」を発表している。

エリック・ロメールは映画評論を書くようになり、「カイエ・デュ・シネマ」誌で、フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダール、クロード・シャブロルらと出会う。1959年には、シャブロルと共著で「ヒッチコック」を出版。「カイエ・デュ・シネマ」誌では編集長を七年間ほど務めた。

1959年に初の長編映画「獅子座」を発表。しかし配給元のシャブロルの会社が閉鎖となり、公開されたのは1963年だった。その後、テレビの教育シリーズの演出を始めるかたわら、「モンソーのパン屋の娘」に始まる「6つの教訓物語」シリーズに着手する。1968年には「モード家の一夜」、1970年には「クレールの膝」を発表。

1980年代に入ると、「飛行士の妻」に始まる「喜劇と格言劇」シリーズに着手する。1982年には「海辺のポーリーヌ」、1985年には「緑の光線」を発表。「緑の光線」ではヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞している。1990年代は、「四季の物語」シリーズを始める。その一方で、「O侯爵夫人」(1975年)、「聖杯伝説」(1978年)など、小説の映画化なども手がけている。

エリック・ロメール監督の常連俳優として知られているのは、ファブリス・ルキーニ、パスカル・グレゴリー、アリエル・ドンバールらである。一方、無名の若い新人もしばしば起用している。2001年にはフランス革命の時代を描いた「グレースと侯爵」、2004年には「三重スパイ」を発表。2007年には、「我が至上の愛〜アストレとセラドン〜」で、17世紀に貴婦人たちの間で大流行した小説「アストレ」を映画化。エリック・ロメールは、この作品を最後に引退することを宣言した。

2010年1月11日、パリ市内の病院で死去。享年89歳。

■ 主な作品
2007年  我が至上の愛〜アストレとセラドン〜
2004年  三重スパイ
2001年  グレースと公爵
1998年  恋の秋
1996年  夏物語
1994年  パリのランデブー
1992年  木と市長と文化会館/または七つの偶然
1991年  冬物語
1989年  春のソナタ
1987年  友だちの恋人
1986年  レネットとミラベル/四つの冒険
1985年  緑の光線
1984年  満月の夜
1983年  海辺のポーリーヌ
1981年  美しき結婚
1980年  飛行士の妻
1978年  聖杯伝説
1975年  O侯爵夫人
1972年  愛の昼下がり
1970年  クレールの膝
1968年  モード家の一夜
1967年  コレクションする女
1965年  パリところどころ
1963年  モンソーのパン屋の娘
1963年  シュザンヌの生き方
1959年  獅子座

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