アニエス・ヴァルダ
 AGNES VARDA

女性監督の草分け的存在。「冬の旅」でヴェネチア映画祭金獅子賞

1928年5月30日、ベルギーのブリュッセル生まれ。ギリシャ人の父とフランス人の母と、四人のきょうだいとブリュッセルで過ごしていたが、1940年の第二次世界大戦中、南フランスのセートにやってくる。その後、パリへ出て、ソルボンヌ大学などで学び、職業写真家としての免許を取得した。国立民衆劇場の公式写真家になったことで、映画に興味を抱くようになったという。

1954年、フィリップ・ノワレを主演に迎えて、「La pointe courte」で監督デビュー。1961年には、「5時から7時までのクレオ」を発表し、高い評価を得た。アニエス・ヴァルダは、アラン・レネらとともに、ヌーヴェル・ヴァーグの「セーヌ左岸派」と称されるようになる。1964年の「幸福」で、ベルリン映画祭の銀熊賞、ルイ・デリュック賞を受賞した。

1967年には、夫のジャック・ドゥミと共にアメリカに渡る。1969年には、アメリカのヒッピーをテーマにした「Lions love」を撮っている。

1977年には、「歌う女・歌わない女」で、ふたりの女性の十数年にわたる友情を描いた。1985年には「冬の旅」で、ヴェネチア映画祭の金獅子賞など数々の賞に輝き、世界中で絶賛された。その後、ジェーン・バーキンを迎えて、1987年の「カンフー・マスター!」「アニエスv.によるジェーンb.」を発表。

1991年には、「ジャック・ドゥミの少年期」で、1990年に亡くなった夫・ジャック・ドゥミの少年期を、愛惜をこめて映画化した。1994年には、映画誕生100周年を記念して作った「百一夜」を発表。2000年には、ドキュメンタリー「落穂拾い」で、ヨーロッパ映画賞や全米批評家協会賞を受賞。2005年には、カンヌ映画祭の審査員をつとめた。

私生活では、1962年に映画監督のジャック・ドゥミと結婚。娘のロザリーと息子のマチューをもうけた。マチュー・ドゥミは、現在、俳優として活躍している。1990年、夫のジャック・ドゥミは白血病で亡くなった。

■ 主な作品
2002年  落穂拾い・二年後
2000年  落穂拾い
1994年  百一夜
1991年  ジャック・ドゥミの少年期
1987年  アニエスv.によるジェーンb.
1987年  カンフー・マスター!
1985年  冬の旅
1977年  歌う女・歌わない女
1967年  ベトナムから遠く離れて
1964年  幸福
1961年  5時から7時までのクレオ


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