フランス国内の主な映画賞

 ルイ・デリュック賞 Le Prix Louis-delluc
映画批評家や文化人など、20人で構成された審査員によって選ばれるフランスの映画賞。1937年に創立され、毎年12月の第二木曜日に授与される。映画監督、批評家として活躍したルイ・デリュックの名にちなんで設けられた。


■ 2009年
Un Prophete (ジャック・オディアール監督)
■ 2008年
La Vie moderne (レイモン・ドゥパルドン監督)
■ 2007年
La Graine et le mulet (アブドゥラティフ・ケシシュ監督)
■ 2006年
レディ・チャタレー
レディ・チャタレー ヘア無修正完全版
レディ・チャタレー(2006年)
「チャタレー夫人の恋人」をパスカル・フェラン監督が映画化。チャタレーの城の中で、単調な日々を送っていたチャタレー夫人は、森の番人のパーキンと知り合う。ふたりは関係を結ぶようになり、チャタレー夫人は官能に目覚めるのだが…。セザール賞作品賞、主演女優賞。
■ 2005年
恋人たちの失われた革命
恋人たちの失われた革命
恋人たちの失われた革命(2005年)
フィリップ・ガレル監督が、激動の時代を生きたパリの若者たちの情熱と絶望を描く。詩人・フランソワは兵役制度に反対するデモに参加しつつも“犠牲なき革命”を夢見ていた。そんなある日、彫刻家を目指す女性・リリーと出会い……。ヴェネチア映画祭監督賞。
■ 2004年
キングス&クイーン
キングス&クイーン
キングズ&クイーン(2004年)
アルノー・デプレシャン監督の大人のラブストーリー。3度目の結婚を控える35歳子持ちのキャリアウーマン、ノラは、末期がんに侵された父をめぐる確執や、子供の父親である故人ピエールとの思い出に囚われる。一方、ノラの2度目の夫だったイスマエルは、突然、精神病院に入れられてしまい……。
■ 2003年
Un couple epatant, Cavale, Apres la vie (リュカ・ベルヴォー監督)
Les Sentiments (ノエミ・ルヴォフスキー監督)
■ 2002年
ぼくの好きな先生
Etre et avoir ぼくの好きな先生
ぼくの好きな先生(2002年)
フランスの田舎にある小さな小学校に勤めるひとりの教師と、そこに通う13人の生徒との心温まる交流を捉えたドキュメンタリー。退職を控える教師が、生徒たちに学ぶことの素晴らしさ、人との関わりの大切さを説く姿を、詩情豊かな美しい映像で綴っていく。
■ 2001年
インティマシー 親密
インティマシー 親密
インティマシー 親密(2001年)
お互いの素性を知らぬまま、毎週一度情事を交わす一組の男女。ある日男は女の後を尾け、彼女がどんな女性かを知る。それ以来、二人は親密さを増していき……。パトリス・シェロー監督の官能ラブストーリー。ベルリン映画祭金熊賞。
■ 2000年
ココアをありがとう (クロード・シャブロル監督)
■ 1999年
素敵な歌と舟はゆく
素敵な歌と舟はゆく
素敵な歌と舟はゆく(1999年)
実業家である母がサロンを仕切る郊外の大邸宅。生まれながらのブルジョワである父は、愛犬と執事を従え猟と鉄道模型に耽溺し、長男は毎日ボートに乗っているという、バラバラの家族をユーモラスに描いた群像コメディ。監督はオタール・イオセリアーニ。
■ 1998年
倦怠
倦怠
倦怠(1998年)
妻と別居中の大学教授・マルタンは、人生に行き詰まっていた。そんな時、マルタンは絵のモデルである若い娘と知り合う。アルベルト・モラヴィア原作のベストセラー小説をセドリック・カーン監督が映画化。若い女性との関係に溺れていく中年の大学教授の破滅を描く。
■ 1997年
恋するシャンソン
恋するシャンソン
恋するシャンソン(1997年)
新旧のフレンチポップ・ナンバーに乗せて、アラン・レネ監督が放つ新感覚ラブストーリー。パリを舞台に、7人の男女が繰り広げるコミカルな恋愛騒動を描く。セザール賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞。
マルセイユの恋 (ロベール・ゲディギャン監督)
■ 1996年
クリスマスに雪はふるの?
クリスマスに雪はふるの?
クリスマスに雪はふるの?(1996年)
映画の舞台は南フランスの片田舎。貧しい暮らしをしている母親と7人の子供たちの姿を描く。彼女たちは父親が営む農場で働いていたが、父親にはもうひとつの家庭があった…。サンドリーヌ・ヴェイセの初監督作品。
■ 1995年
とまどい
とまどい
とまどい(1995年)
「愛を弾く女」でコンビを組んだクロード・ソーテ監督とエマニュエル・ベアールによる大人のラブストーリー。親子ほども年の違う初老の紳士と、若い女性の愛を繊細なタッチで綴る。ミシェル・セローがセザール賞主演男優賞。
■ 1994年
野生の葦
野生の葦
野生の葦(1994年)
1960年代初頭、アルジェリア独立戦争末期のフランス南西部を舞台に、大学入試試験を控えた4人の若者たちの恋と友情を描いた青春ドラマ。監督はアンドレ・テシネ。若者たちの瑞々しい感性や傷つきやすい心を描く。セザール賞作品賞、監督賞。
■ 1993年
スモーキング/ノースモーキング (アラン・レネ監督)
■ 1992年
小さな王子が言いました (クリスティーヌ・パスカル監督)
■ 1991年
めぐり逢う朝
めぐり逢う朝
めぐり逢う朝(1991年)
18世紀フランスの宮廷を舞台に、古楽器ビオールの名手とその弟子との確執と音楽への愛情を描いたドラマ。ジェラール・ドパルデューとギョーム・ドパルデュー親子が、同じ役で老年期と青年期を演じる。セザール賞作品賞、監督賞、助演女優賞。
■ 1990年
髪結いの亭主
髪結いの亭主
髪結いの亭主(1990年)
幼い頃から女性の理容師に憧れていたアントワーヌ。中年にさしかかり、理容師のマチルドと出会い、アントワーヌは念願の髪結いの亭主となる。幸せな日々を過ごすふたりだったが、10年の月日が経ち悲劇が起こる……。監督はパトリス・ルコント。
ピストルと少年 (ジャック・ドワイヨン監督)
■ 1989年
愛さずにいられない (エリック・ロシャン監督)
■ 1988年
読書する女 (ミシェル・ドヴィル監督)
■ 1987年
右側に気をつけろ
右側に気をつけろ
右側に気をつけろ(1987年)
1980年代ゴダールのひとつの到達点的な作品。ドストエフスキーの「白痴」を携えて飛行機に乗り込む男、新たなサウンドを探求する音楽家など、空間も時間も異なる映像が交錯する。
さよなら子供たち
さよなら子供たち
さよなら子供たち(1987年)
ナチス占領下のカトリック寄宿舎で生活する少年たちの心の交流を描く。12歳の少年ジュリアンの学校に、ひとりの少年が転入してくる。ふとしたことからジュリアンは彼がユダヤ人であることを知る……。ルイ・マル監督の自伝的作品。ヴェネチア映画祭金獅子賞。
■ 1986年
汚れた血
汚れた血 [DVD]
汚れた血(1986年)
愛の無い性行為で死に至る病気「STBO」が蔓延する世紀末のパリを舞台に、天涯孤独の少年アレックスを中心とする恋愛模様を描く。レオス・カラックス監督の「アレックス三部作」の二作目にあたる作品。ジュリエット・ビノシュ出演。
■ 1985年
なまいきシャルロット
なまいきシャルロット ニューマスター版
なまいきシャルロット(1985年)
夏のバカンスを背景に、思春期を迎えた13歳の少女の揺れ動く心の動きを見事にとらえた青春ドラマの傑作。退屈な日常にイライラし、不満を抱えるシャルロットは、ある日、同い年の天才少女ピアニストと偶然知り合う。シャルロット・ゲンズブール主演。
■ 1984年
La Diagonale du fou (リシャール・ダンボ監督)
■ 1983年
愛の記念に (モーリス・ピアラ監督)
■ 1982年
ダントン (アンジェイ・ワイダ監督)
■ 1981年
Une etrange affaire (ピエール・グラニエ=ドフェール監督)
■ 1980年
Un etrange voyage (アラン・カヴァリエ監督)
■ 1979年
王と鳥
王と鳥 スタンダード版 [DVD]
王と鳥(1979年)
フランスアニメ界の名匠、ポール・グリモー監督による名作。王国の宮殿の最上階にある部屋に3枚の絵が飾られていた。美しい羊飼い娘と煙突掃除の青年、孤独な王の肖像画。娘と青年は恋をしていた。その仲を引き裂こうとする王。二人は絵の中から逃げ出す……。
■ 1978年
銀行 (クリスチャン・ド・シャロンジュ監督)
■ 1977年
ディアボロ・マント (ディアーヌ・キュリス監督)
■ 1976年
判事ファイヤールあだ名はシェリフ (イヴ・ボワッセ監督)
■ 1975年
さよならの微笑 (ジャン=シャルル・タケラ監督)
■ 1974年
La Gifle (クロード・ピノトー監督)
■ 1973年
サン・ポールの時計屋 (ベルトラン・タヴェルニエ監督)
■ 1972年
戒厳令
戒厳令
戒厳令(1972年)
政情不安定なウルグアイで1人のアメリカ人が誘拐された。事件の調査を始めたジャーナリストは、彼がアメリカから左翼勢力弾圧のために派遣されていた事実を発見。一方、政府とゲリラの関係は悪化し戒厳令が発令された……。コスタ・ガヴラス監督による社会派ドラマ。
■ 1971年
Rendez-vous a Bray (アンドレ・デルヴォー監督)
■ 1970年
クレールの膝
エリック・ロメール・コレクション クレールの膝
クレールの膝(1970年)
エリック・ロメール監督が手掛けた連作「六つの教訓物語」の第5話。結婚を目前に控えたジェロームは、独身最後の夏を美しい湖畔の別荘で過ごすのだが、そこで出会った十代の少女クレールの膝に一目惚れしてしまう。
■ 1969年
すぎ去りし日の… (クロード・ソーテ監督)
■ 1968年
夜霧の恋人たち
アントワーヌとコレット・夜霧の恋人たち〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選2〕
夜霧の恋人たち(1968年)
軍を除隊となった若者が社会に出て、さまざまな体験をし、大人の恋を学び成長していく過程を描いた青春ドラマ。フランソワ・トリュフォー監督の「大人は判ってくれない」「二十歳の恋」に続く、アントワーヌ・ドワネルを主人公にしたシリーズ第3作目。
■ 1967年
めざめ (ミシェル・ドヴィル監督)
■ 1966年
戦争は終った
戦争は終った
戦争は終った(1966年)
少年時代に戦争を逃れるためにパリにやって来たディエゴは、25年間反フランコ運動を続けていた。そんなある日、ディエゴは思い立ったように、フランスとスペインの国境越えを試みる。監督はアラン・レネ。カンヌ映画祭国際批評家連盟賞。
■ 1965年
城の生活 (ジャン=ポール・ラプノー監督)
■ 1964年
幸福
幸福
幸福(1964年)
幸福な家庭生活を送る若い夫が知り合った娘を愛し、それを知った妻が自殺するが、娘と再婚して再び幸福な家庭生活を送るまでを描いた作品。監督はアニエス・ヴァルダ。ベルリン映画祭の銀熊賞、ルイ・デリュック賞を受賞している。
■ 1963年
シェルブールの雨傘
シェルブールの雨傘
シェルブールの雨傘(1963年)
ジャック・ドゥミ監督のミュージカル史上、不朽の名作。傘屋の娘と自動車修理工の青年が恋におち、結婚の約束をするが、やがて青年はアルジェリア出征に徴兵されてしまう。主演はカトリーヌ・ドヌーヴ。カンヌ映画祭パルムドール。
■ 1962年
不滅の女 (アラン・ロブ=グリエ監督)
女はコワイです (ピエール・エテックス監督)
■ 1961年
Un coeur gros comme ca (フランソワ・レシャンバック監督)
■ 1960年
かくも長き不在 (アンリ・コルピ監督)
■ 1959年
日曜には埋葬しない (ミシェル・ドラック監督)
■ 1958年
僕は黒人 (ジャン・ルーシュ監督)
■ 1957年
死刑台のエレベーター
死刑台のエレベーター
死刑台のエレベーター(1957年)
土地開発会社所属の医師ジュリアンは、恋人である社長夫人と共謀して、社長の殺人を計画する。完全犯罪は成功したかに見えたが、思いがけずエレベーターが停止し、彼は中に閉じ込められてしまう。ルイ・マル監督によるヌーヴェル・ヴァーグの草分け的秀作。
■ 1956年
赤い風船/白い馬
赤い風船/白い馬【デジタルニューマスター】2枚組スペシャル・エディション [DVD]
赤い風船(1956年)
モンマルトルの町並みを舞台に、少年と赤い風船の交流を描いた心温まるファンタジー。カンヌ映画祭の短編部門グランプリ、フランス・シネマ大賞、ルイ・デリュック賞、アカデミー賞の脚本賞を受賞。
■ 1955年
夜の騎士道
夜の騎士道 [DVD]
夜の騎士道(1955年)
プレイボーイで知られる騎兵隊の中尉アルマンは、1ヶ月以内で女性をものにできるか否か、という賭けをする。あの手この手で口説くうちに、アルマンは本気で相手の女性を愛するようになるのだが……。ルネ・クレール初のカラー作品。
■ 1954年
悪魔のような女
悪魔のような女
悪魔のような女(1954年)
アンリ=ジョルジュ・クルーゾ監督による傑作サスペンス。パリ郊外の寄宿学校の校長・ミシェルは、妻に教鞭をとらせ、同学校の女教師・ニコルと通じ合っていた。しかし横暴で利己的なミシェルの態度に我慢ならなくなったふたりは、ミシェル殺害を企てるが……。
■ 1953年
ぼくの伯父さんの休暇
ぼくの伯父さんの休暇
ぼくの伯父さんの休暇(1953年)
ジャック・タチの自作自演による、サイレント・タッチの寡黙な振る舞いから生み出されるギャクを満載した、風変わりなコメディ。夏のブルターニュ海岸へバカンスへ出かけたユロ氏。彼はそこでもさまざまな騒動を引き起こす……。
■ 1952年
恋ざんげ (アレクサンドル・アストリュック監督)
■ 1951年
該当作なし
■ 1950年
田舎司祭の日記
田舎司祭の日記
田舎司祭の日記(1950年)
寒村に赴任した若き司祭が、病に冒されながらも、強い信仰と使命感から献身的な努力を続けるが、村人から誤解を受けて思い悩む姿を描く。ロベール・ブレッソン監督によるヒューマンドラマの名作。ヴェネチア映画祭国際賞。
■ 1949年
七月のランデヴー (ジャック・ベッケル監督)
■ 1948年
Les Casse-pieds (ジャン・ドレヴィル監督)
■ 1947年
パリ1900年 (ニコル・ヴェドレス監督)
■ 1946年
美女と野獣
美女と野獣
美女と野獣(1946年)
有名なおとぎ話をジャン・コクトーが映画化。野獣が孤独に暮らす森のなかの屋敷に迷いこんだ商人。野獣のお気に入りのバラを折ってしまった彼は、身代わりに娘ベルを差し出せと迫られる。ベルは自ら森の屋敷に赴き、野獣の心に優しさを見つけるが……。
■ 1945年
希望 (アンドレ・マルロー監督)
■ 1940年〜44年
該当作なし
■ 1939年
霧の波止場
霧の波止場
霧の波止場(1939年)
霧の立ちこめる港町を舞台に、行きずりに出会って激しい恋に落ちた若い男女の不幸な運命を描いたマルセル・カルネ監督のメロドラマ。外人部隊を脱走したジャンは、身を隠した酒場で会ったネリーと親しくなり、やがて愛し合うようになるが……。
■ 1938年
Le Puritain (ジェフ・ムッソ監督)
■ 1937年
どん底
どん底
どん底(1937年)
ゴーリキーの戯曲を、帝政ロシアから1930年代のパリに舞台を移して映画化。どん底にあえぐ泥棒・ペペと、賭けで無一文となり自殺を図ろうとした男爵がひょんなことから出会い親しくなる。どん底から這い上がろうとするペペと男爵を対比的に描いた傑作。

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