映画の誕生 リュミエール兄弟

1895年12月28日。パリのグラン・カフェで、シネマトグラフの一般公開が行われました。これが“映画の誕生”といわれています。シネマトグラフを発明したのは、ルイ・リュミエールと兄オーギュスト・リュミエール、通称リュミエール兄弟。当時、リュミエール兄弟は、父親がおこした写真工場を経営していました。


リュミエール兄弟
上映されたのは、上映時間1分ほどの映画が10本。「リュミエール工場の出口」「馬芸」「金魚採り」「リヨンの写真学会参加者の下船」「鍛冶屋」「水をかけられた散水夫」「赤ん坊の食事」「新兵いじめ」「コンドリエ広場」「水浴」。

リュミエールが経営する工場から出てくる労働者の姿を映したものや、赤ちゃんの微笑ましい食事風景、人々や馬車が次々と通りすぎていくコンドリエ広場の風景など、ドキュメンタリーの原点とも言うべき作品です。

 Institut Lumiere
映画博物館・フィルムセンター・映画研究機関「Institut Lumiere」の公式サイト。トップページより→Videos→Premiere seanceのコーナーから、リュミエール兄弟の作品を見ることができる。

リュミエール兄弟は、自分の会社で大勢のカメラマンを教育し、世界各国に派遣しました。1897年には、リュミエール社のカメラマンが明治の日本にやってきて、大阪、京都、名古屋、東京、北海道にわたってシネマトグラフの上映をおこなっています。しかし、リュミエール兄弟は1900年代に入り、映画製作そのものをやめてしまいます。

レ・フィルム・リュミエール
DVD-BOX

レ・フィルム・リュミエール DVD-BOX
【本】 リュミエール元年
ガブリエル・ヴェールと映画の歴史

リュミエール元年―ガブリエル・ヴェールと映画の歴史




フランス映画史  HOME