フランス映画界のアイドル・スターたちの活躍

作家性を重視する“ヌーヴェル・ヴァーグ”が台頭する一方で、1950年代後半より、フランス映画ではアイドルやスターの活躍も目立っていました。


ロジェ・ヴァディム監督の「素直な悪女」で主演をつとめたブリジット・バルドー。この作品で美しいヌードを披露し、たちまち時代のセックスシンボルに。「裸で御免なさい」「殿方御免あそばせ」など、無邪気な本能のまま生きる、天真爛漫な個性でスクリーンを魅了しました。

素直な悪女
素直な悪女(トールケース仕様)
裸で御免なさい
裸で御免なさい
殿方ご免遊ばせ
殿方ご免遊ばせ

“ロマンチックな二枚目”として世界で人気を博したのが、アラン・ドロン。「太陽がいっぱい」でその人気は頂点に達します。憂いのある美しさと力強い眼光で世の女性たちを虜にし、アラン・ドロン主演の映画は数多く作られ、ヒットを飛ばしました。

太陽がいっぱい
太陽がいっぱい
危険がいっぱい
危険がいっぱい
若者のすべて
若者のすべて


人気歌手やアイドルが主演をつとめる映画も続々と作られました。シルヴィー・ヴァルタンが出演する「アイドルを探せ」はその代表格。ヴァルタンは、この作品の同名主題歌で人気が爆発します。そのほか、ジョニー・アリディとシルヴィー・ヴァルタン共演の「ジョニーはどこに」など。

アラン・ドロン主演のドタバタコメディ「お嬢さん、お手やわらかに」に出演したのは、アイドル3人娘、ミレーヌ・ドモンジョジャクリーヌ・ササールパルカル・プティ。“第二のブリジット・バルドー”と呼ばれたミレーヌ・ドモンジョはセクシー系、ジャクリーヌ・ササールは可憐な清純派、パスカル・プティは小悪魔的な魅力で、1960年代のフランス映画に新風を巻き起こしました。

ミレーヌ・ドモンジョ
ジャクリーヌ・ササール
パスカル・プティ




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