フランス映画の現在 新世代の監督たち

2000年代に入り、大フィーバーを巻き起こしたのは、一風変わった女の子を主人公にした「アメリ」。フランスでは公開されるやいなや、1週間で125万人もの観客を動員。日本でもロングランヒットを記録し、“アメリ旋風”を巻き起こしました。監督はジャン=ピエール・ジュネ。デビュー作の「デリカテッセン」から、映像感覚に抜きん出たものがあり、注目されていました。「アメリ」では、鮮やかな色彩のファンタジックな映像に、キュートなエピソードをちりばめ、傑作を作り出しました。

▼ ジャン=ピエール・ジュネ監督作品
アメリ
アメリ
ロング・エンゲージメント
ロング・エンゲージメント
デリカテッセン
デリカテッセン <デジタルニューマスター版>


フランス映画界の鬼才といわれるフランソワ・オゾンは、デビュー作「ホームドラマ」で、毒のあるユーモアが高く評価されました。その後、人間の深層心理を巧みに描いた「まぼろし」、フランス映画界の人気女優が集結した「8人の女たち」、サスペンス作品「スイミングプール」といった話題作を発表。さまざまなテーマに挑み、多彩な才能を見せつけています。

▼ フランソワ・オゾン監督作品
ホームドラマ
ホームドラマ
8人の女たち
8人の女たち デラックス版
スイミング・プール
スイミング・プール 無修正版


俳優としても活躍するマチュー・カソヴィッツは、フランスで暮らす移民たちへの差別、麻薬、暴力といった問題を浮き彫りにした「憎しみ」で、カンヌ映画祭監督賞を受賞。そのほか、「家族の気分」「スパニッシュ・アパートメント」など、鋭い人間洞察力とコメディセンスを発揮した良質の作品を作り続けるセドリック・クラピッシュ。「そして僕は恋をする」など、複数の男女の恋愛関係とその会話のやりとりから、現代のフランスの若者像を描いたアルノー・デプレシャン。1990年代以降は、さまざまな個性と、多彩な才能を持つ新世代の監督たちが、続々と登場しています。

▼ マチュー・カソヴィッツ
監督作品

憎しみ
憎しみ スペシャル・エディション
▼ セドリック・クラピッシュ
監督作品

スパニッシュ・アパートメント
スパニッシュ・アパートメント
▼ アルノー・デプレシャン
監督作品

そして僕は恋をする
そして僕は恋をする


さらに、近年の女流監督たちの活躍ぶりも見逃せません。ジャン=ピエール・バクリとコンビを組んで脚本家として活躍していたアニエス・ジャウイ。「ムッシュ・カステラの恋」で監督デビューを果たし、大成功をおさめました。そのほか、「パリ、18区、夜。」など、鋭い映像感覚で世界で高い評価を受けるクレール・ドゥニ。「ロマンスX」など、大胆な性描写で愛の世界を描き、タブーに挑むカトリーヌ・ブレイヤ。ニコール・ガルシアやヴァレリー・ルメルシエのように、女優が監督業に挑むケースも多く見られます。

▼ アニエス・ジャウイ
監督作品

ムッシュ・カステラの恋
ムッシュ・カステラの恋
▼ クレール・ドゥニ
監督作品

ガーゴイル
ガーゴイル
▼ カトリーヌ・ブレイヤ
監督作品

ロマンスX
ロマンスX




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