フランス映画の黄金時代 4大巨匠の活躍

1929年、アメリカで初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」が公開され、センセーションを巻き起こします。フランスでの初のトーキー映画は、アンドレ・ユゴン監督の「三仮面」。1930年には、ルネ・クレール監督の「巴里の空の下」が世界的にヒットし、フランスにも本格的なトーキー映画の時代が訪れます。

1930年代。戦前のフランスでは、4大巨匠と呼ばれる監督たちが活躍しました。ジュリアン・デュヴィヴィエルネ・クレールジャン・ルノワールジャック・フェデー。そして、フランス映画は黄金時代を迎えます。

中でも、日本で熱狂的な人気を集めたのが、ジュリアン・デュヴィヴィエ。「白き処女地」、「地の果てを行く」、「我等の仲間」、「舞踏会の手帖」、「望郷」など、デュヴィヴィエ作品に一貫して流れるペシミズムが、日本で共感を呼びました。名優ジャン・ギャバンとのコンビも強みとなり、“デュヴィヴィエ人気”はピークに達します。

▼ ジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品
我等の仲間
我等の仲間
舞踏会の手帖
舞踏会の手帖
望郷
世界名作映画全集127 望郷


「巴里の屋根の下」で、トーキーの時代をもたらしたルネ・クレール。「巴里の屋根の下」「巴里祭」と、パリの下町情緒を鮮やかに描く一方で、音やイメージの演出では新境地を示しました。「自由を我等に」、「ル・ミリオン」、「最後の億万長者」など、風刺のきいたドタバタ喜劇で、人気を呼びました。

▼ ルネ・クレール監督作品
巴里の屋根の下
巴里の屋根の下
ルネ・クレール
DVD-BOX 1
ルネ・クレール DVD-BOX 1
ルネ・クレール
DVD-BOX 2
ルネ・クレール DVD-BOX 2


ジャン・ルノワールは、印象派の画家ルノワールの息子。「トニ」、「どん底」、「獣人」などで高い評価を受け、1937年の「大いなる幻影」で世界的に確固たる地位を築きます。ルノワールの新しい映像表現は、後にヌーヴェル・ヴァーグの若者たちにも熱狂的に支持され、「映画の父」と敬愛されました。

▼ ジャン・ルノワール監督作品
トニ
トニ
大いなる幻影
大いなる幻影
ゲームの規則
ゲームの規則


“詩的レアリスム”の映画監督といわれたジャック・フェデー。セリフと脚本を重要視したといわれています。脚本家のシャルル・スパーク、監督夫人で女優のフランソワーズ・ロゼーと組んで、「外人部隊」、「ミモザ館」、「女だけの都」といったフランス映画史上に残る傑作をのこしています。

▼ ジャック・フェデー監督作品
外人部隊
外人部隊
女だけの都
女だけの都
鎧なき騎士
鎧なき騎士




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