Je t'aime……!幸せな恋、悲しい恋、狂おしい愛。それぞれに違う愛の形がここにあります。おすすめの恋愛映画を投稿して下さったみなさま、ありがとうございました。


 激しく狂おしい愛の世界にひたる!

ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1991年)
小説家志望の青年ゾルグが、奔放な少女ベティと出会い、一緒に暮らし始めるが、愛が深まれば深まるほど、ふたりは破滅へと向かっていくようになる。

愛の狂気を赤裸々に描き、世界中から大絶賛されたヒット作。この激しく痛々しい愛の行方と、衝撃的な結末に圧倒されます。


アデルの恋の物語(1975年)
愛する男性に冷たくされながらも、愛を貫いて狂気に陥る女性の姿を描く。文豪ヴィクトル・ユゴーの次女で詩人のアデルをモデルにした作品。

この作品が出世作となったイザベル・アジャーニの熱演ぶりは見もの。狂気に陥れば陥るほど、その美しさが際立って見える……!


カミーユ・クローデル(1988年)
愛と芸術の葛藤の中で生きたカミーユ・クローデルの半生。巨匠ロダンの弟子となったカミーユは、内縁の妻のいるロダンと愛し合うようになる。

この作品も主演はイザベル・アジャーニ。純粋で情熱的な主人公が、精神的に破滅していくという役どころは、まさにアジャーニのハマリ役。


 セクシーで甘美な香りのする官能ドラマ

髪結いの亭主(1990年)
幼い頃から女性の理容師に憧れていたアントワーヌ。中年にさしかかり、理容師のマチルドと出会い、アントワーヌはついに念願の髪結いの亭主となる。

パトリス・ルコント監督の日本初公開作。愛することと愛されることについて、深く考えさせられます。見終わったあと、いつまでも余韻が残る一本。


橋の上の娘(1999年)
名もない橋の上で出会った、身投げしようとしていた娘アデルとナイフ投げの芸人ガボール。アデルはナイフ投げの的となり、ガボールと共に大道芸の旅に出る。

こちらもパトリス・ルコント作品。プラトニックなのに、すごく官能的な一本。「ナイフ投げ」に興じるエロティックでスリリングなふたりの姿が印象的。


 しっとりと味わう大人のためのラブストーリー

男と女(1966年)
妻に自殺されたレーサーの男とスタントマンの夫と死別した女が、互いの過去を引きずりながらも惹かれあう姿を情感豊かに描くクロード・ルルーシュ監督の代表作。

モノクロとセビア色を巧みに使いわけた映像と、アヌーク・エーメの美しさと、「シャバダバダ〜♪」で始まる音楽と……。ムーディな気分を味わえる名作です。


愛を弾く女(1992年)
美しい女性ヴァイオリン奏者カミーユと、楽器職人のステファンと、ステファンと共同でヴァイオリン工房を運営するマクシムの三人の恋の行方を描く。

実は10年前は、どこがいいのかさっぱりわかりませんでした。でも今は、この作品の良さがわかるようになりました。エレガントで静かな大人のための恋愛映画。



トリコロール青の愛(1993年)
トリコロール白の愛(1994年)
トリコロール赤の愛(1994年)


名匠クシシュトフ・キュシロフスキ監督がおくる「自由、平等、博愛」というフランス国旗の象徴をテーマに構想された三部作。

青は「自由」白は「平等」赤は「博愛」と、さまざまな愛の形が描かれます。私が一番印象に残っているのは「白の愛」。平等ってそういう意味だったのー?と驚きました。


 道ならぬ恋、かなわぬ恋、三角関係……

愛人 ラマン(1992年)
1920年代のフランス領インドシナを舞台に、貧しいフランス人一家の15歳の少女と、不動産王の息子の中国青年との愛人関係を、激しく切なく描く。

マルグリット・デュラスのベストセラー自伝小説の映画化。主人公の少女のあどけなさの中に漂う、退廃的で官能的な魅力が印象的でした。忘れがたい一本。


仕立て屋の恋(1989年)
主人公は孤独な仕立て屋の男。彼は向かいの部屋に住む女性アリスの姿をのぞき見し、彼女への思いを募らせていく。しかし男は恐ろしい事件を目撃してしまう。

最初は覗き見から始まった恋が、やがて捨て身の恋へと変わっていきます。彼女の裏切りに気づきつつも、一途な愛を捧げようとする主人公の姿が切ない。


突然炎のごとく(1961年)
文学青年で親友同士のジュールとジムの前に現れた魅力的な女性カトリーヌ。友情と愛情の狭間で揺れる二人の男とカトリーヌとの恋の行方を繊細なタッチで描く。

フランソワ・トリュフォー監督の傑作。自由奔放な女性をいきいきと演じるジャンヌ・モローが印象的。そして想像をはるかに上回る衝撃的な結末に驚きました。


 投稿してくださったみなさまのおすすめ

恋愛日記(1977年)
女性たちだけの奇妙な葬式が行なわれた。死んだのは独身の中年男ベルトラン。彼は女性の脚にとりつつかれ、常に脚線美を追い求めた男だった。

とにかく女好き〜。でもなぜモテるのか分かるような気がします☆ (runさん


シェルブールの雨傘(1964年)
傘屋の娘と自動車修理工の青年が恋に落ち、結婚の約束を誓うが、やがて青年はアルジェリア出征に徴兵されてしまう。名匠ジャック・ドゥミ監督によるミュージカル。

若い(幼い)恋人たちの辛い別れと成長のほかに、鮮やかな色使いや衣装などでも楽しませてくれます☆ (runさん


隣の女(1981年)
ある日、一組の夫婦が隣に引っ越してくる。その婦人は、男の元恋人だった。彼女は男に対し再び情念を燃やし、やがて悲しい結末へと向かっていく。

シーソーのような展開が絶妙(ちょっとしつこいかな?)で、やっぱりラストです!!!そうなるのは仕方ないかなと思うんですー。 (runさん


冒険者たち(1967年)
ロベール・アンリコ監督の代表作。海底に眠る財宝を求め、アフリカのコンゴ沖にやって来た3人の男女。財宝を見つけた3人だったが、宝を狙うギャングが襲ってきて……。

恋愛映画といえるのかわかりませんが、魅力的なヒロインと彼女を愛する二人の男の友情が、清々しいです。彼らは夢を追って碧く美しい海で宝探しをするんですが、ラストで本当の宝は皆で一緒に過ごした時間だったのだ、と感じさせてくれました。 (みわさん)


サンピエールの未亡人(1999年)
パトリス・ルコント監督が実話を基に映画化した作品。フランス領のサン・ピエール島を舞台に、強い信念と愛を貫く孤高の女性の姿を描く。

公開時は「サンピエールの生命(いのち)」です。 ある殺人事件の犯人で、死刑を宣告された男、彼になぜか入れ込むヒロイン、彼女を愛する夫。不思議な三角関係の結末に、引き込まれます。パトリス・ルコント作品で一番のお気に入りです。 (みわさん)


フランスの女(1995年)
フランスを舞台に、第二次大戦から植民地戦争までの激動の時代を生きた、ひとりの女性の愛と苦悩の軌跡を描いたドラマ。

エマニュエル・ベアール扮するヒロインは、とにかく寄ってくる男性全員と関係を持ってしまう多情な女性。でも、内なる情熱の持って行き場がなくて、苦しんでいる。 彼女の行動を理解できない人もいれば、分かる人もいるでしょう。戦争という抑圧された時代背景の、女の内面について考えさせられる作品でした。 (みわさん)


恋のエチュード(1971年)
20世紀初頭のパリを舞台に、イギリス人姉妹とフランス人青年との愛と苦悩の日々を、15年という歳月にわたって描く。

トリュフォー作品でも一番好きな作品です。 三角関係ものですが、初めて観た時はその強烈なストーリー展開にかなりのショックを受けました。 (マサヤさん)


モード家の一夜(1968年)
エリック・ロメール監督の「六つの教訓話」シリーズの第三作目。シリーズ共通のテーマである、一人の男性がふたりの女性に挟まれ、最後には一人の女性を選ぶ、という物語をもっとも鮮烈に描き出した傑作。

語られている哲学的、宗教的なテーマが少々難解ですが、それを無視しても十分楽しめるストーリーを持ったロメールならではの会話劇。モノクロ映像の美しさも印象的です。 (マサヤさん)


ロシュフォールの恋人たち(1966年)
素敵な恋人の出現を待ち望む美人姉妹と、昔の恋人の面影を追い求めている母のロマンスを中心に、さまざまな人々の群像恋愛劇が繰り広げられる。

小さな町で愛がたくさんのミュージカルです☆楽しくてテンションアップですっ!!! (runさん


恋人たち(1958年)
ジャンヌは何不自由なく暮らし、愛人もいるが、満たされない。そんな彼女は若い考古学者ベルナールに出会うのだが……。ルイ・マルの監督第2作目。

過去の恋人(夫)と現在の恋人と始まる恋・・・。古い古い映画を観ているような気分になります☆ (runさん


 心がぽっと温かくなるようなラブストーリー

マルセイユの恋(1996年)
マルセイユを舞台に、女手ひとつでふたりの子供を育てる女性と、過去をひきずっている男が、それぞれの傷を乗り越えて、ささやかな幸せを見つけるまでを描く。

フランス国内では300万人を動員した大ヒット作。決して若くはない男女の不器用な恋愛模様を丁寧に描いています。優しく温かい気持ちになれる一本


シェフと素顔と、おいしい時間(2002年)
ジャン・レノとジュリエット・ビノシュが初共演。空港で足止めを食らったローズとフェリックスは、ひょんなことからホテルで一緒に泊まることになる。

肩肘はらずに、気軽な気分で楽しめるラブコメディ。カップルで見るのにも、友達同士で見るのにも良さそう。


 一風変わったシュールなラブストーリー

世界でいちばん不運で幸せな私(2003年)
「Cap ou pas cap?」という合言葉で始まるゲームが原因で、互いに愛情を伝えることができない幼なじみの男女の姿を描くファンタジー・ラブコメディ。

シュールなストーリー展開には驚きましたが……、カラフルでキュートな映像世界に魅了されました。


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