死刑台のエレベーター
死刑台のエレベーター(1957年)
ヌーヴェル・ヴァーグの草分け的秀作
医師ジュリアンは、恋人である社長夫人と共謀して、社長の殺人を計画する。完全犯罪は成功したかに見えたが、思いがけずエレベーターが停止し、彼は閉じ込められてしまう……。言わずと知れた極上のサスペンス映画。エレベーターに閉じ込められた恐怖と孤独が、ひしひしと伝わってきます。ルイ・マル監督のデビュー作。

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悪魔のような女
悪魔のような女(1955年)
シモーヌ・シニョレ演じる悪女にゾゾゾー
パリ郊外の寄宿学校の校長・ミシェルは、妻に教鞭をとらせ、同学校の女教師・ニコルと通じ合っていた。しかし横暴で利己的なミシェルの態度に我慢ならなくなったふたりは、ミシェル殺害を企てるが……。ニコルを演じたシモーヌ・シニョレのアクの強い演技が印象的。最後の最後まで怖い、心底ゾゾゾーっとさせられます。

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恐怖の報酬
恐怖の報酬(1953年)
アンリ=ジョルジュ・クルーゾ監督の代表作
南米の油田で発生した大火災を消火するため、ニトログリセリンをトラックで運ぶ4人の男たちの命をかけたサバイバルの旅を描く。男たちは無事にニトログリセリンを運ぶことができるのか?恐怖とひきかえに多額の報酬を手にできるのか?極限状態のなか、人間の本性がむきだしになっていく、手に汗握る傑作。

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スイミング・プール
スイミング・プール(2003年)
シャーロット・ランプリング vs リュディヴィーヌ・サニエ
ミステリー作家のサラが、出版社社長の別荘へ行くと、そこへ突然、社長の娘と名乗る娘が現れる。自由奔放に振舞う彼女に腹をたてながらも、サラは次第に彼女の影響を受けていく……。どこまでが現実で、どこまでが幻想?不可解なラストシーンが気になって、見終わったあとも頭から離れなかった一本。

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8人の女たち
8人の女たち(2002年)
フランソワ・オゾン監督の異色ミュージカル
雪に閉ざされた大邸宅で、その家の主人マルセルが何者かによって殺害。クリスマスを過ごそうと集まった家族は、メイドも含めて8人の女たち。皆それぞれにマルセルに複雑な思いを持つ者ばかり。殺したのはいったい誰?事件の謎解きはもつれにもつれて、最後はどんでん返しが待っています。歌って踊るサスペンス。

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燃えつきた納屋
燃えつきた納屋(1973年)
アラン・ドロンとシモーヌ・シニョレのスター競演
フランスの片田舎を舞台に、殺人事件の嫌疑をかけられた“燃えつきた納屋”と呼ばれる農家の一家を、孤立しながらも守ろうとする女主人と、捜査を担当する治安判事との巧妙な心理戦を描く。捜査が進むにつれて明らかになる、家族の問題。サスペンスでもあり、家族ドラマでもある秀作。

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裏窓の女-甘い嘘-
甘い嘘(1999年)
エロティックなムード漂うラブサスペンス
結婚7年目のジャンとミシェルは、向かいに住んでいたギメ氏の遺言によって、彼の豪邸を相続することになる。しかし、次々と現れる疑惑に翻弄され、ふたりの愛も揺らぎ始める……。妻を愛しているのに、信じきることができず、悶々と悩む夫役にジャン=ユーグ・アングラード。

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愛の地獄
愛の地獄(1994年)
エマニュエル・ベアールの魔性の魅力
美しい妻への小さなヤキモチから始まって、次第に夫が「妻は浮気しているに違いない」という妄想にとりつかれるようになってしまう心理サスペンス。アンリ=ジョルジュ・クルーゾの脚本をもとに、クロード・シャブロル監督が、現代に話をおきかえて映画化。映画の後半、夫の壊れっぷりははっきりいってすごい。

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リード・マイ・リップス
リード・マイ・リップス(2001年)
男と女の駆け引きがスリリング
難聴の女性カルラのもとに、前科持ちのポールが彼女の仕事のアシスタントとしてやってくる。ポールは彼女が読唇術の持ち主だと知り、犯罪に協力させようとするのだが……。ポールと出会うことで変わっていくカルラ。利用されるだけの女じゃない、そんな彼女の強さが印象的な異色サスペンス。

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クリムゾン・リバー
クリムゾン・リバー(2000年)
フランスのベストセラー作品を映画化
アルプス山中で起きた猟奇事件を巡って、ジャン・レノとヴァンサン・カッセル扮する二人の刑事の活躍を描くサスペンス・アクション。20億円もの制作費を投入した大作らしく、雪山での山岳アクションやカーチェイスなど、映像はとても迫力があり、展開もスピーディ。ラストシーンは賛否両論。

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スパイ・バウンド
スパイ・バウンド(2004年)
ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチが競演
1985年に実際に起きた、二人のスパイに一隻の船が沈没させられた「虹の戦士号」事件。実行犯である女スパイの証言をもとに、非常な国家に立ち向かう姿を描くスパイ・サスペンス。人間らしく生きたいと切望する、スパイの心の葛藤が印象的。抑制がきいたクールな作品に仕上がっています。

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