監督と女優のカップルがコンビを組んだ映画を集めました。他の作品では見せないような表情を女優が見せていたり、ふたりの良い関係が伝わってくる作品など、「愛」あってこその魅力があります。今は別れてしまった意外なカップルもいるかも!?


女は女である(1961年)
子供を欲しがらない男を困らせるため、ボーイフレンドと関係を持ったかのようにふるまう女の姿をコミカルに描く。ジャン=リュック・ゴダール監督の長編第3作。

<監督×女優>のカップルといえば、やはりゴダールとアンナ・カリーナ。数々の作品のなかでも、私が一番好きなのがコレ。なんといってもアンナ・カリーナのかわいらしい演技が光っています!

ふたりは1961年に結婚しましたが、離婚。その後もコンビを組み、「気狂いピエロ」などの名作をのこしています。

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素直な悪女(1956年)
南フランスのサント・ロペの港町を舞台に、自由奔放に生きる孤児の娘が愛に目覚める姿を描いたラブロマンス。ロジェ・ヴァディム監督のデビュー作。

監督のロジェ・ヴァディム、主演のブリジット・バルドー、共に一躍有名になった出世作。ブリジット・バルドーのはちきれんばかりの魅力満載!特にスカートをはだけながら踊り狂うシーンは圧巻。

当時夫婦だったふたりですが、撮影中にバルドーが共演男優と恋におち、離婚。恋多きふたりは、共にそれぞれの相手と、結婚や離婚を繰り返しました。

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日曜日が待ち遠しい!(1982年)
殺人事件に巻き込まれた社長を救うべく奮闘する女秘書の活躍を描くサスペンスコメディ。チャールズ・ウィリアムズの原作「土曜を逃げろ」を映画化。フランソワ・トリュフォー監督の遺作。

主演のファニー・アルダンのかっこいいことといったら!ハイヒールをはき、すらりと伸びた長い足が印象的。作品も、軽やかで実に楽しい。

トリュフォーの最後にして最愛のミューズと呼ばれたアルダン。トリュフォーとの死別の間際に娘が誕生しました。

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ニキータ(1990年)
パリを舞台に、警官を殺害し無期懲役を言い渡された不良少女ニキータが、政府の秘密機関に見出され、プロの殺し屋へと仕立て上げられていく姿を描く。後にハリウッドでリメイクされた。

世界的に大ヒットした、リュック・ベッソンの初期の代表作。主演のアンヌ・パリローの体当たりの演技がかっこいい!何度見てもおもしろい作品です。

当時、私生活上でもパートナーの関係にあったふたり。娘をもうけましたが、後に別れています。

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汚れた血(1986年)
愛の無い性行為で死に至る病気「STBO」が蔓延する世紀末のパリを舞台に、天涯孤独の少年アレックスを中心とする恋愛模様を描く。レオス・カラックス監督の「アレックス三部作」の二作目。

今やフランスを代表する女優に成長したジュリエット・ビノシュが出演。この作品での彼女は、他のどの作品よりも清清しくて美しい!レオス・カラックスの世界観を感性豊かに演じています。

恋人関係にあったふたりでしたが、次作の「ポンヌフの恋人」の後、破局したといわれています。ビノシュは後に、人気俳優ブノワ・マジメルと結婚。

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狂気の愛(1985年)
アンジェイ・ズラウスキー監督が、ドフトエフスキーの「白痴」をベースに描いた愛と人生の狂乱と錯乱。強盗を働いた男たちがパリに逃れてきた。その中の男が娼婦マリーを手に入れるべく、暗黒街のボス兄弟一味と対決しようとするのだが……。

狂気に満ち満ちた、ある意味すごい作品。主演のソフィー・マルソーが、正気と狂気の境目にある女性を、体当たりで熱演しています。この作品により、マルソーはアイドルから女優への脱皮に成功。

ズラウスキーとソフィー・マルソーは私生活上でもパートナーの関係になり、息子をもうけましたが、その後破局。

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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年)
トラックでゴミを運ぶ仕事をしながら町を転々とする若者ふたりが、少年のような娘に出会い、同性愛と異性愛の三角関係へと発展していく。セルジュ・ゲンズブールの監督デビュー作。

男と男と女の三角関係をゲンズブール独特の感性で描きます。主演のジェーン・バーキンの少年のような中性的な魅力が印象的。不機嫌そうな視線も、いたずらっぽい瞳も、細長い手足も。

ふたりの関係は1980年にピリオド。娘のシャルロット・ゲンズブールは、現在、女優として大活躍しています。

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フレンチなしあわせのみつけ方(2004年)
3組のカップルを通して、男と女の普遍のテーマに迫りながら、それぞれに幸せを見出していく姿を描くハートフルなドラマ。監督はイヴァン・アタル、主演はシャルロット・ゲンズブール。

シャルロットが、他の作品では見せないような、自然体でのびのびとした表情を見せています。前作の「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」もおすすめ。

映画での共演をきっかけに結婚したふたり。長男と長女が誕生しています。「おしどり夫婦」との評判も!

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裸足のトンカ(1997年)
スランプに陥ったスプリンターと俊足の少女トンカとの心の交流を描く恋愛ドラマ。人気俳優ジャン=ユーグ・アングラードが初監督をつとめた作品。

主演のパメラ・スーの躍動感溢れる走りっぷりが爽快!自由奔放で天真爛漫なトンカは、まさに彼女のハマリ役。とてもチャーミングです。

映画の撮影の少し前にふたりは結婚。息子をふたりもうけましたが、後に離婚しています。

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イルマ・ヴェップ(1996年)
連続活劇映画「イルマ・ヴェップ」のリメイク版の主演女優に起用された香港スター女優と、彼女を取り巻く製作スタッフが繰り広げる人間模様。主演は香港映画界のトップスター、マギー・チャン。

異国の地で戸惑うマギー・チャンの素に近い表情が垣間見える作品。オリヴィエ・アサイヤス監督の斬新な映像感覚にもシビれます。

この作品の二年後にふたりは結婚しましたが、4年の結婚生活を経て、離婚しています。


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カミーユ・クローデル(1988年)
19世紀末、愛と芸術の葛藤の中で生きたカミーユ・クローデルの半生を描く。近代彫刻家の巨匠ロダンの弟子となったカミーユは、内縁の妻のいるロダンと愛し合うようになるのだが……。監督はブルーノ・ニュイッテン。

純粋で情熱的な主人公が、精神のバランスを崩して破滅していく、という役柄はイザベル・アジャーニのハマリ役。ド迫力の演技に圧倒されます。

かつて恋人関係にあったふたりは、息子をもうけましたが、後に破局。この作品は、原作に惚れこんだアジャーニが映画化権を獲得し、ニュイッテンに監督を依頼したのだそう。

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しあわせ(1998年)
クロード・ルルーシュ監督が、絶望に突き落とされた女性の愛の再生と癒しをテーマに描く人間ドラマ。愛する息子と婚約者をいっぺんに失った元プリマドンナは、ひとり世界旅行へと旅立つ。

悲しみに暮れる主人公を、アレッサンドラ・マルティネスが静かに演じます。偶然と必然に導かれる人生の不思議。映画を見ているうちに謎が解けていく感じです。

ふたりは1993年に結婚し、子供を一人もうけています。アレッサンドラは、この作品以外にも、ルルーシュ監督の作品にたびたび出演しています。

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