フランス映画界の次世代を担う若手男優たちをピックアップ。すでに名の知れた人もいれば、これからブレイクしそうな俳優、女性をうっとりさせてくれる美少年・美青年、個性派俳優など、実にさまざま。今後の彼らの活躍を要チェック!

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若手男優のなかで、知名度でいえばまず名前が挙がるのは、ブノワ・マジメル。1974年生まれの32歳。

子役時代から活躍していた彼は、順調に俳優としての実績を重ね、2001年の「ピアニスト」でカンヌ映画祭の男優賞を史上最年少で受賞しました。激しさと繊細さを持ち合わせた魅力が持ち味。

でも最近は、「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」などアクション映画への出演も多く、持ち前のかっこよさを存分に発揮しています。近作はスカイ・アクション「ナイト・オブ・ザ・スカイ」。ちなみにパートナーは、フランス映画界を代表する女優ジュリエット・ビノシュ。2000年には愛娘も誕生しています。

ピアニスト



クリムゾン・リバー2
黙示録の天使たち



今、一番勢いがある若手男優といえば、ロマン・デュリスでしょうか。1974年生まれの32歳。

セドリック・クラピッシュ監督やトニー・ガトリフ監督の常連俳優として知られる彼。人気作品「スパニッシュ・アパートメント」の続編で、セドリック・クラピッシュ監督の「ロシアン・ドールズ」は、日本でも今年5月に公開されたばかり。天真爛漫なあの笑顔は、見る者を幸せにしてくれます。

一昨年はアドベンチャー大作「ルパン」で主演し、昨年は「真夜中のピアニスト」でセザール賞主演男優賞にノミネート。さらなる今後の活躍ぶりが楽しみです。

ルパン



真夜中のピアニスト



これから世界的にブレイクしそうなのは、ギャスパー・ウリエル。1984年生まれの21歳。

かげろう」でエマニュエル・ベアールと競演し、カンヌ映画祭デビュー。「ロング・エンゲージメント」では、オドレイ・トトゥ演じる主人公の最愛の恋人を演じるなど、すでにフランス映画界ではその才能を認められています。

そして、来年公開予定のハリウッド映画「ハンニバル」シリーズの最新作「Young Hannibal」で、若い日のハンニバル・レクターを演じることになりました!世界へ羽ばたく大きなチャンスを手にいれたウリエルくん。これは応援せずにはいられません。

ロング・エンゲージメント



かげろう



今年4月に公開されたフランソワ・オゾン監督の「ぼくを葬る」で主演をつとめたのが、メルヴィル・プポー。1973年生まれの33歳。

10代の頃より、セザール賞にノミネートされるなど才能を認められていた彼。エリック・ロメール監督の「夏物語」で優柔不断な青年に扮したかと思えば、「いちばん美しい年令」では悪魔的なミステリアスな男を演じたりと、幅広い役柄をこなす演技派俳優。

30代になり、かっこいいだけではない大人の男の魅力も感じさせるようになりました。

ぼくを葬る



夏物語



今年4月に公開された「戦場のアリア」に出演していたのが、ギョーム・カネ。1973年生まれの33歳。

甘いマスクとやんちゃな雰囲気が魅力の彼。マリオン・コティヤールと共演した「世界でいちばん不運で幸せな私」でも、そんな彼の魅力を存分に発揮しています。「女写真家ソフィー」では、ソフィー・マルソーの相手役を好演。

また、俳優のみならず監督業も手がけるなど、多才な人物で知られています。初監督作品「僕のアイドル」はセザール賞の新人監督賞にノミネートされました。

ちなみに奥様は、「戦場のアリア」で共演しているダイアン・クルーガー。

世界でいちばん不運で幸せな私



女写真家ソフィー



やはり、かっこよさでいえばこの人でしょう!ニコラ・デュヴォシェル。1980年生まれの26歳。

日本では「さよならS」しか公開されておらず、知名度はいまひとつ。でもフランスでは、人気俳優の座を確立しています。日本でももっと出演作品が公開されれば、人気が出るに違いありません。

恋人は女優のリュディヴィーヌ・サニエ。昨年、愛娘が誕生し、25歳の若さでパパになりました。


さよならS



美しい男……といえば、スタニスラス・メラール。1974年生まれの32歳。

デビュー作の「ドライ・クリーニング」でみせた、妖しい魔性の男ぶりは忘れることができません。「イザベル・アジャーニの惑い」では、イザベル・アジャーニの相手役を好演。透明感のある美しさが印象に残ります。

ちなみに、イザベル・アジャーニとは、実生活でもロマンスが話題になったのだそう。


イザベル・アジャーニの惑い



男らしくワイルドな魅力といえば、ヴァンサン・エルバズ。1971年生まれの35歳。

セドリック・クラピッシュ監督の作品など、コメディ作品に多数出演。日本では、パトリス・ルコント監督の「歓楽通り」や、マリー・ジランと共演した「スナッチ・アウェイ」などに出演しています。

荒々しいなかにもふと優しさをのぞかせる、そんな役柄にピタリとはまる彼。特に「スナッチ・アウェイ」はおすすめです。


スナッチ・アウェイ



個性派といえば、ジャメル・ドゥブーズ。1975年生まれの31歳。今年5月に公開されたリュック・ベッソン監督の「アンジェラ」で主演をつとめています。

事故で右腕を失った彼は、いつも右手をポケットにつっこんでるのがトレードマーク。若手の人気コメディアンとして知られ、彼の舞台を収めたDVDは、フランス国内で大ヒットを記録。

今年のカンヌ映画祭では、「Indigenes」で共演男優らと共に男優賞を受賞するなど、映画界での今後の活躍も気になります。


ミッション・クレオパトラ



最後に、気になる本を見つけてしまいました。「BEAU GARCON! ヨーロッパ映画の美少年たち」。

1940年代から現代までのヨーロッパの美少年美青年を特集した豪華写真集。フランス映画界からは、アラン・ドロン、ジェラール・フィリップ、ジャン=ユーグ・アングラード、ヴァンサン・ペレーズ、ブノワ・マジメル、ギャスパー・ウリエルほか、往年のスターから現代の美青年まで取り上げられているようです。

BEAU GARCON!
ヨーロッパ映画の美少年たち



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