フランス映画界若手女優特集の2回目です。10代から活躍していたヴァネッサ・パラディやマリー・ジラン、1990年代に日本でも人気を博したロマーヌ・ボーランジェ、スーパーモデルから女優へと転身したレティシア・カスタなど。単に美しいだけではない、個性の強い美女がズラリと揃っています。

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フランス映画界若手のセレブといえば、ヴァネッサ・パラディ。1972年生まれの33歳。

14歳で歌手としてデビューし、一世を風靡した彼女。17歳のとき、「白い婚礼」で映画初出演。高校教師と恋におちる高校生を体当たりで演じました。男心を翻弄する小悪魔的な魅力は、フランス映画界随一。

大人へと成長し、パトリス・ルコント監督の「橋の上の娘」でみせたセクシーな表情も印象的でした。昨年は主演映画「エイリアン vs ヴァネッサ・パラディ」も日本で公開されています。

私生活でのパートナーは、人気俳優のジョニー・デップ。二人の子供も誕生しています。

橋の上の娘



エイリアンvsヴァネッサ・パラディ



今年公開された「美しき運命の傷痕」で、エマニュエル・ベアールら豪華キャストと共演したマリー・ジラン。1975年生まれの31歳。

16歳のとき、「さよならモンペール」でジェラール・ドパルデューの娘役としてデビュー。少女が大人へと変わっていく姿を、爽やかに瑞々しく演じました。「ひとりぼっちの狩人たち」では、強盗殺人事件に手を染めていく少女を好演し、ロミー・シュナイダー賞を受賞。

2002年には、「ひとりぼっちの狩人たち」に続き、再びベルトラン・タヴェルニエ監督の「レセ・パセ 自由への通行許可証」に出演。現在、人気と実力を兼ね備えた若手女優のひとり。

私生活では2004年に女の子を出産しています。


レセ・パセ
自由への通行許可証



美しき運命の傷痕



リュック・ベッソン製作の「TAXi」シリーズで、主人公の恋人役をキュートに演じていたのはマリオン・コティヤール。1975年生まれの30歳。

「TAXi」シリーズで名前が知られるようになったあと、「銀幕のメモワール」で重要な役どころを演じ、「世界でいちばん不運で幸せな私」では人気俳優ギョーム・カネと共演。「ロング・エンゲージメント」でセザール賞助演女優賞を受賞するなど、着実に女優としてのキャリアを重ねています。

ちょっと気の強そうな雰囲気と堂々とした存在感が魅力。女優のみならず、CDデビューも果たしています。


TAXi



世界でいちばん不運で幸せな私



1990年代、数々の作品に出演して日本でも人気を博したロマーヌ・ボーランジェ。個性派俳優リシャール・ボーランジェの娘。1973年生まれの33歳。

野性の夜に」で、エイズに侵された恋人を愛する女性を演じ、セザール賞有望若手女優賞を受賞。その後、「伴奏者」「ミナ」などで、情熱を内に秘めたちょっと陰のある女性を好演し、強い印象を残しました。

近年は、映画よりも舞台での活動が多かったようですが、2005年には「皇帝ペンギン」でナレーションを担当。スクリーンに登場する彼女も、そろそろ見てみたい…!


レンブラント



皇帝ペンギン



スーパーモデルから女優へ転身したレティシア・カスタ。1978年生まれの28歳。

フランスを象徴する美女に贈られる「マリアンヌ」に選ばれたのは、1999年のこと。女優としては、ブリジット・バルドー、カトリーヌ・ドヌーヴ以来の快挙。

2002年には、パトリス・ルコント監督の「歓楽通り」のヒロインに抜擢され、幸の薄い娼婦を体当たりで演じました。最近公開された「この胸のときめきを」では、ブノワ・マジメルと共演しています。

私生活では一児の母。スポーツが得意で、柔道は茶帯の腕前なのだそう。


歓楽通り



ジターノ



クリクリとした大きな瞳が印象的なエロディ・ブシェーズ。1973年生まれの33歳。

13歳の頃より、モデルやダンサーとして活動。1994年に「野性の葦」でセザール賞有望若手女優賞を受賞し、1998年に「天使が見た夢」で、共演のナターシャ・レニエと共にカンヌ映画祭の女優賞に輝きました。。天性の明るさと自由奔放な雰囲気は、スクリーンに強烈な印象を残します。

私生活では、テクノバンド「ダフト・パンク」のトマ・バンガルテルと結婚し、一児をもうけています。


天使が見た夢



陽のあたる場所から



父は映画監督のジャック・ドワイヨン、母は歌手で女優のジェーン・バーキンという芸能界のサラブレッド、ルー・ドワイヨン。シャルロット・ゲンズブールは姉にあたります。1982年生まれの23歳。

抜群のプロポーションでモデルとして活躍し、ジバンシーのミューズもつとめている彼女。映画では「デルフィーヌの場合」で、主人公の友人役を好演しました。

私生活では、19歳で一児の母に。


デルフィーヌの場合



1999年に映画初出演にしていきなりカンヌ映画祭女優賞を受賞したエミリー・ドゥケンヌ。1981年生まれの24歳。

2000人ものオーディションから選ばれ、ダルデンヌ兄弟の「ロゼッタ」で鮮烈デビューを果たした彼女。絶望と逆境を乗り越えてたくましく生きていく少女を、体当たりで演じました。その後も、新鮮な溌剌とした魅力で活躍を続けています。

昨年日本でも公開された「灯台守の恋」では、セザール賞助演女優賞にノミネート。私生活では、20歳で女の子を出産しています。


ロゼッタ



ジェヴォーダンの獣



エレガントな美貌で今後の活躍が楽しみなのがエレーヌ・ド・フジュロール。1973年生まれの33歳。

印象的だったのは、ジャン=ユーグ・アングラード主演の「青い夢の女」。彼女は死体役(!)で出演していたのですが、それが本当に美しくて印象的でした。死体役といっても、端役ではなく、ジャン=ユーグに次ぐ重要な役どころ。

2003年にはヴァンサン・ペレーズ主演の「花咲ける騎士道」に出演。今秋、日本で公開予定の「エコール」にも出演しています。


青い夢の女



花咲ける騎士道



スズメバチ」で特殊警察の女性中尉を演じた凛々しい女性といえば、ナディア・ファレス。1973年生まれの32歳。ロシア、モロッコ、アルジェリアの血をひく美女。

話題作「クリムゾン・リバー」の出演を経て、「スズメバチ」では髪をバッサリときってハードアクションに挑みました。この作品での彼女のかっこよさは印象的。

クールな美貌で、今後の活躍が楽しみな若手女優のひとりです。

スズメバチ



クリムゾン・リバー



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